✅トレーニング中にBCAAを飲む理由とは?

2025/05/13

 

~パフォーマンスと回復力を高める“カギ”になるアミノ酸~

トレーニング中、ジムでよく見かける「BCAA入りドリンク」。色とりどりのドリンクを飲みながらワークアウトしている人を見て、「ただのスポーツドリンクと何が違うの?」と思ったことはありませんか?

今回は、トレーニングの質を上げ、回復を早めるために多くのアスリートやトレーニーが取り入れている「BCAA」の効果について、わかりやすく解説します。


■ BCAAとは?

BCAAとは「Branched Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)」の略で、ロイシン・イソロイシン・バリンという3つの必須アミノ酸の総称です。これらは筋肉のエネルギー代謝やタンパク質合成に直接関与し、身体にとって非常に重要な栄養素です。

特に筋肉を構成するアミノ酸の中でも、BCAAは全体の約35%を占めており、運動時に優先的に使われるアミノ酸でもあります。


■ トレーニング中にBCAAを摂取するメリット

1. 筋肉の分解を抑える

筋トレや有酸素運動のような高強度の運動中、身体はエネルギーを補うために筋肉のタンパク質を分解してアミノ酸を取り出す働きをします。これを「カタボリック」と呼びます。

BCAAをトレーニング中に摂取することで、血中アミノ酸濃度を保ち、筋肉の分解を抑制することができます。特に減量期やファスティングと組み合わせてトレーニングを行っている方にとっては、筋肉を守るための有効な手段となります。


2. 筋タンパク質の合成を促す

BCAAの中でもロイシンは、筋タンパク質合成のスイッチとなる「mTOR(エムトア)」という経路を活性化することが分かっています。これは、トレーニングで傷ついた筋繊維の修復や、筋肥大に直結するプロセスです。

つまり、トレーニング中にBCAAを取り入れることで、筋肉の分解を防ぎながら、同時に合成を促すという“攻めと守り”の両方の効果が得られるのです。


3. 集中力・パフォーマンスの維持

長時間のトレーニングや連続したセットで感じる“疲労感”。これは体内で「セロトニン」という神経伝達物質が増加することが一因です。BCAAの摂取により、このセロトニンの合成を抑える働きがあり、トレーニング中の集中力低下や持久力の減少を防ぐことができます。

実際に、後半のセットでもフォームが崩れにくくなった、トレーニングの最後までしっかり追い込めるようになったという声も多く聞かれます。


4. エネルギー源としての働き

炭水化物のような糖質が不足しているとき、BCAAは代替的なエネルギー源としても利用されます。特に、朝食前のトレーニングや糖質制限中のワークアウトでは、BCAAがパフォーマンス維持に大きく貢献してくれます。


■ どのタイミングで、どう飲むのがベスト?

BCAAは「トレーニング中のドリンク」として摂るのが最も効果的です。
ワークアウトの最初から最後まで、一定の血中濃度を保つことがポイントとなるため、少しずつこまめに飲むのがおすすめです。

また、BCAAは甘味料や香料が含まれていることが多いため、無添加タイプや国内製品を選ぶことで、安心して継続できます。


■ 最後に:BCAAは“補助輪”、土台を整えるのが最優先

BCAAはあくまでトレーニングの効果を高めるための補助的サポートです。栄養バランスの整った食事、適切な休息、継続した運動習慣という「基本」があってこそ、BCAAの効果は最大化されます。

Ken’s Fitnessでは、パーソナルトレーニングだけでなく、食事指導やファスティング指導、整体ケアまで一貫してサポートしています。内側からのケアも含めて、最適なコンディションでトレーニングに臨んでみませんか?


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